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…なんか今より文章書けてる時期がある(大学1~2年頃だと予想)
くっ…羨ましい…。そして種がいっぱい。でも最初の方はちゃんと二次創作によくいる受けっこキラさんだった。それが何がどうなってあんなことに…。シンキラ中心キラ総受け→シンキラ・アスカガ(イザカガ)→シンカガ・キララクって感じだった。んー?後半から異様にカガリプッシュが始まっていた。何だろうこれ…。今も好きだけど。アスランはどんどんひどいことになっていた。
中でも一番笑ったのが、「受けっこアスラン・女の子大好きたらしキラ、で学園パラレルシンキラ」文字にしてもよくわかんない!(笑)アスとキラが幼馴染で、アスはいつも見知らぬ男に襲われては(性的な意味で)、次の日寝込み、キラに片思いしてる。キラは毎日ラクフレカガと登校してる女好きたらし。そんなキラに「一目惚れ」だとかなんとか言っていきなり告白し、更に挑発して返事を貰う前にコトに及ぶ後輩シンちゃん。もはや爆笑。黒シン黒キラ目指したんだって。
せっかくなので、記念に二つほどさらしてみる。上のは頭が痛すぎるので却下(爆)
ほぼ会話文のみですが、興味のあるかたはどうぞ。どっちもシンキラ(?)です。
◆素朴な疑問
「何で?」
「敬語」
「は?」
「上司には敬語を使いなさい、シン・アスカ君?」
「~~~~っ!!」
「悶えてないで、ホラ早く~」
「(嫌がらせかコイツッ!)」
「キラ、無理を言うな。シンに敬語は無理だ」
「アスランさっ!ちょ、無理って」
「俺にすら無理なんだから」
「は?何その言い方…まるで君より僕のほうが格下みたいじゃないか。そんなこと有り得ないから有り得ない!」
「ぐっ、言いたいほうだいだな」
「(こういう人だったっけ…?)」
「ねぇ、敬語」
「だ、だから何で俺がアンタなんかに…」
「諦めろ」
「えぇ~~聞きたい聞きたい!」
「……お前、まさか」
「アスランさん?」
「敬語言わせたいがために白服になった、とかそんなことを言い出すんじゃないだろうな」
「言わずもがな!」
「やっぱり!」
「はぁ?たかがそんなことで出世かよ!?世の中間違ってるよ!!」
「間違っちゃいないさ。人生欲望との二人三脚さ!」
「うわ、良いこと言って誤魔化そうとしてる!卑怯だ!そういうとこが嫌いなんだ馬鹿!」
「………………」
「…おい?」
「…じゃあやめる」
「あ…(俺言い過ぎた…?)」
「キラ……」
「白服やめて学園ものする!」
「は?」
「はあ~?」
「そうすればシンは二つ年下だから、敬語使わざるを得ないよね?いい考え!」
「……わかんない、わかんないよ…何このひと…同じ生き物だと思えない、むしろ思いたくない」
「シン、相手にしたら負けだ。俺のようになるぞ」
「嫌だそんなの死んだ方がましだーー!!」
「そこまで!?」
オチナイ。
>>これは前にどっかに載せてるかもなあ。キラは後半に行けば行くほど謎の生き物と化していました。なので、たぶんこれが一番新しいんじゃないかと。でもこれはシンキラ?
◆プレイス5題(シンの周りの騒がしい人達)
バス停(+キラ)
今日は一年に一度の特別な日。
だからこんなことは有り得ない。
「や」
有り得ない、のに、目の前にいるのは紛れもなく、
「………キラ」
シンは溜め息を吐いた。
「なになに?溜め息ついちゃって。お疲れ?」
「……何で此処に」
「んーそうだねぇ。ぐうぜんだねぇ」
嘘つけ。
言葉には出さずに、心のなかで毒付いた。
偶然で辿り着くような土地ではない。ましてや、此処が何処だか、知らないわけではないだろうに。
「…も、いい」
「んー?待って、待ってよ」
諦めの言葉を吐き、シンは歩き始めた。
問いただしても多分キラは答えない。
いつものようにニコニコ笑って、話題を摩り替えられるのがオチだ。
「ねぇって、ば!」
「煩いな。さっさと帰るぞ」
そう、後ろを見ずに言うと、何とも元気な声が返ってきた。
「うん!」
少し遠くに見えるバス停。
彼処に着くまで、さぁ何を話そうか。
縁側(+アスラン)
「別に心細いとか、そんなんじゃなくて」
「うん」
「だから何も言わなかったのに」
「あぁ」
「振り向いたらいたとか、ちょっと初めての経験で」
「そうか」
「踏み込まれたくなかった反面、その無遠慮さが嬉しくもあり」
「ふむ」
「何ともこう……複雑な気分なわけです」
「なるほど」
チリン、と涼やかな音が風に乗る。
「来年は皆で、君の家族に逢いに行こう……な?」
「………はい」
道の真ん中(+ラクカガ)
「息子さんをください!」
「で、いいと思うんですけれど、シンはどう思われます?」
「すみません。何の話ですか」
「あら、来年の予行演習ですわ」
「えぇとごめんなさい。何だか会話が噛み合ってないような、意味をなしてないように思うのは俺だけですか」
「それとも、不束か者ですが宜しくお願いします、か?」
「そうですわねぇ…」
「てゆーか、ある程度予測がついて嫌なんですけどね。いや内容それ自体ではなくて、それをこの暑い夏の真っ昼間から道のど真ん中で叫んでいることがね」
「シンは花嫁と花婿どちらがよろしいですか?」
「私的には花嫁衣装を来たのを見たいんだが」
「真 顔 で 俺 に 振 る な」
「あぁ、でも黒髪には白無垢ですわよね、お約束ですわ」
「む、捨てがたいなぁ…」
「ほんっとあんたたちって自己中で人の話を欠片も耳に入れないよな!」
「あ、必ず幸せにします!を入れるのを忘れていたぞ!」
「まぁ、それは一大事ですわ!キラにもきちんとお伝えしなければ!」
「お願いですから俺と会話する気が無いなら帰ってくれませんか。てか話しかけないでくださいお願い。と言うか寧ろ一回死んで人生やり直してください!」
屋上(+レイ)
「あぁ涼しい…落ち着く」
「大分疲れているな。ちゃんと寝ているのか」
「んー…キラが来なければ寝てるよキッチリ8時間」
「…健康的だな」
「………夏だなぁ」
「あぁ」
「…………早い、よな」
「…そうかもしれんな」
「この頃、よく分かんなくなってきた」
「…」
「だってあの人たち、馬鹿みたいなんだ。何てゆーのかな、単細胞の集まりみたいな。揃いも揃って、楽しみだとか言うんだぜ。早く、来年が、来ないかな、って」
「そうか」
「……あんなに楽しそうな顔見てると、こっちまで同じ気分になってくるんだ」
「シン」
「……どうしてだろうな。今では夏が好きだとも思えてくる……あんなに、大っ嫌いだったのに」
「気にするな」
「…レイ」
「人は変わる。人の思いも変わる。ただそれだけのことだ。お前が変わったからといってお前の両親も妹も、お前を責めたりなんかしないさ」
「…………ありがとう」
「レイってトイレの芳香剤みたいだよな」
「……それは誉め言葉か?」
窓の下(+キラ)
赤く熟れた果実が、音もなく落ちた。
グチャリ、奇妙な音につられて地面を眺めると、原型を止めない物体が、哀れにも地を這っていた。
「本当だよ」
「嘘」
「本当……ね、シン」
キラのいる位置よりも大分低い地にシンは立っている。
窓の外に両手を出して此方を見下ろしている姿は、昔聞いたお姫様の姿に似ている。
“高い塔の天辺で”
「お願い」
「嫌だ」
「どうして?」
“王子様が迎えにくるのを待っている”
「僕を受けとめてよ」
“その長い長い髪を垂らして”
「………っ!!」
あぁ、貴方を受けとめるなんて。
そんなこと出来やしない。
もう一度、確なものを掴むことを恐れる自分には。目の前の髪の毛ですら触れられない。
「大丈夫」
「……」
「大丈夫だよ、シン」
何が。何が大丈夫なんだ。
その揺るぎない根拠は貴方だけのものだ。
“さぁおいで”
「僕は簡単には潰れてやらないよ」
ふわりと微笑んだその笑顔は、昔よく遊んだ妹の笑いかたととても似ていて。
“私はここにいるから”
郷愁の念と共に、懐かしい顔が浮かんでは消える。
怒らないで。どうか、お願い。
怒らないで。
「シ…」
「来るな」
「え?」
はっきりと示した拒絶に、キラが一瞬息をつめたのがわかった。
「……俺が、行く」
──だから、そこで待ってろ。
どうせこの手に掴むのなら、与えられるよりも掴み取る方が良い。
だってホラ、塔の上のお姫様は王子が迎えに来ただろう?キッカケを与えたのは向こう、それを受け取るのは俺自身だ。
──怒らないで。父さん、母さん。
──マユ。
「シンッ!」
上に上がるために階段を昇ろうとしたところ、キラが身をのりだしてシンの方を見ていた。大きく手を振りながら、顔は満面の笑みだ。
「大好きッ愛してるー!!」
「メインストリートに向かって叫ぶなアホーーー!!!!」
きっと、ずっと、一緒だよ。
>>家族を事故か事件かで亡くしたシンとその周り、な現代パラレル(だったはず)意外とまとまっていて好きな雰囲気。最後のはたぶんラプンツェルをイメージしたかったんだと思われる。話もろくにしらないくせに。